【記 録】
目標の南稜リベンジ。テールリッジ末端まで雪渓はつながっていた。中央稜の取り付きを過ぎて、もうすぐ南稜テラスかと思ったら、まだまだ先だった。
ここが南稜テラスと思って立ち止まると、「もっと先だよ。」と何度か駒崎さんに言われる。南稜テラスで一休み。今日は他にパーティーはいないようだ。
1ピッチ目、2ピッチ目、駒崎さんがリード。フォローでもチムニーを抜けるのに苦労した。
3ピッチ目フェイスをリードさせてもらう。緊張するけど、楽しい。ルートどりが下手で時間がかかる。
草付きを過ぎて、4ピッチ目、5ピッチ目、駒崎さんがリード。岩を回りこんだり、リッジに上がったり、ルートの上部が見えず、難しそう。6ピッチ目、リードさせてもらう。
前回は登れそうに見えなかった最後のフェイス。登る前に駒崎さんにルートを教えてもらって、出発。どうしても最後の2、3手で勇気が出ず、A0をしてなんとか這い上がる。残置ハーケンも微妙だったので、次はフリーで上がれるように力をつけたい。
ともあれ、登れてよかった。終了点で駒崎さんに感謝と達成感をかみしめて、国境稜線を目指す。藪の中に踏み跡あり、5ルンゼの頭でロープ使用。稜線まではなかなか長い。
ようやく一ノ倉岳に到着。烏帽子岩、5ルンゼの頭を眺めながら、オキノ耳、トマノ耳を経て、ロープウェイ駅へ。最高に充実した一日だった。
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